投資信託の含み益でお小遣いを稼げるか

投資信託の含み益でお小遣いを稼げるか 投資

投資をやっているみなさん、一度は考えたことありませんか?
「NISA枠で投資信託を購入して、含み益分だけを利確してお小遣いにできないかな?」って。
私は考えたことあります。ですが、理由はよく分からないけど良い投資方法ではないんだろうな、とは思っていました。
そこで気になったので、Google Gemini(AI アシスタント)に質問してみました。

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Google Geminiに聞いたこと

無職なので収入がありません。投資で月数万のお小遣いをどうにか捻出できないかな?と考えたことがあります。

かといって、個別株を短期売買する方法は自分には出来ないと分かっています。

なので、長期投資とか複利とか毎月分配型投資信託はとりあえず無視して、投資信託の含み益だけ利確してどうにか出来ないか?と思ったんです。

という訳で、以下の質問をGoogle Geminiに聞いてみました。

「NISAでiFreeNEXT FANG+インデックスを100万円一括購入します。毎週金曜日に1000円以上含み益になっていたら利確、含み損になっていたらなにもしない、というのを繰り返します。月に数万円くらい利確することは可能でしょうか?」

Google Geminiの回答(長い)

※Google Geminiが太字にしたところは、太字にしています。

NISA口座でiFreeNEXT FANG+インデックスを100万円一括購入し、「毎週金曜日に1000円以上含み益になっていたら利確、含み損になっていたら何もしない」というルールで月に数万円の利確を目指す、というご希望ですね。

結論から言うと、月に数万円の利確は十分に可能性はありますが、確実ではありません。 FANG+インデックスは非常にボラティリティ(価格変動幅)の高いファンドであり、その性質がこの戦略に良くも悪くも影響します。

以下に、この戦略の可能性と注意点を説明します。

FANG+インデックスの特性

・高いリターンと高いリスク: FANG+インデックスは、Meta、Amazon、Netflix、Google、Apple、Microsoft、NVIDIAなどの米国のテクノロジー大手企業10銘柄に均等投資するインデックスファンドです。これらの企業は成長性が高い一方で、株価の変動も大きいです。過去には非常に高いリターンを上げていますが、下落局面では大きく値下がりするリスクも伴います。

・週ごとの変動: 構成銘柄の価格変動が大きいため、週単位で1000円以上の含み益が出る可能性は十分にあります。100万円の投資額に対して1000円の利益は0.1%の変動で達成できます。

・NISAの非課税メリット: NISA口座を利用するため、利確益に対しては非課税となり、手元に残る利益が大きくなります。

「月に数万円」の利確について

・目標金額の内訳: 月に数万円ということは、例えば2万円であれば毎週5000円、4万円であれば毎週1万円の利確が必要です。

・1000円の利確を繰り返す場合: 毎週1000円の利確を月に4回できれば4000円です。月に数万円を目指すには、1000円以上の含み益が出た際に、より多くの金額(例:数千円~1万円程度)を利確していく必要があります。

・ボラティリティの活用: FANG+インデックスのボラティリティが高いということは、短期間で1000円以上の含み益が出るチャンスも多いということです。しかし、同時に含み損になる可能性も高いので、その点は認識しておく必要があります。

この戦略の注意点

1.市場の状況に大きく左右される:米国市場、特にテクノロジー株が好調な時期であれば、毎週のように利益を出すことができるかもしれません。しかし、市場が下落局面に入ると、含み益が出るどころか含み損が拡大し、利確の機会が全く得られない週が続く可能性もあります。

2.売買タイミングの難しさ: 毎週金曜日に判断するというルールは明確ですが、より大きな利益を得るためには、市場の動きを注視し、より良いタイミングで利確できるかどうかが鍵になります。

3.手数料: 購入手数料はNISA口座ではかかりませんが、信託報酬(年率0.7755%程度)は毎日差し引かれます。また、一部の証券会社では換金時に信託財産留保額がかかる場合もあります(iFreeNEXT FANG+インデックスは信託財産留保額はかかりません)。少額の利確を頻繁に行う場合、これらのコストが利益を圧迫する可能性もゼロではありません。

4.「何もしない」期間の機会損失: 含み損の場合は何もしないとのことですが、その間、投資資金が拘束され、他の投資機会を逃す可能性があります。

5.精神的な負担: 毎週の価格変動に一喜一憂し、利確の判断を繰り返すことは、精神的な負担となる場合があります。特に含み損が続くと、焦りや不安を感じやすくなるかもしれません。

6.複利効果の喪失: 頻繁に利確することで、本来であれば投資信託の基準価額の上昇とともに享受できる複利効果(利益がさらに利益を生む効果)の一部を放棄することになります。長期的な資産形成を重視するならば、売却せずに保有し続ける方が効率的な場合もあります。

まとめ

100万円の一括購入と週ごとの利確という戦略で、月に数万円の利益を狙うことは、FANG+インデックスの特性を考えると十分に可能性はあります。 特に市場が順調な時期には、目標達成も夢ではありません。

しかし、これは相場次第であり、常に安定して利益を出し続けられる保証はありません。市場の変動リスクを十分に理解し、ご自身の許容できる範囲で取り組むことが重要です。また、長期的な資産形成の視点も持ちつつ、ご自身の投資スタイルに合っているかを慎重に検討することをお勧めします。

資金に余裕がある人なら出来るかも

思ったより前向きな回答が返ってきたな、というのが私の感想です。

絶対止めておきましょう、意味がありません、くらいのことを言われると思っていました。

まぁ、それでも私がこの投資方法をやるかといったらやりません。正確にはやりたくても資金がなくて出来ません。

初期投資が10万で月に数万円の利確が出来る可能性が高いのならやるのですが、100万円ですからね。無理です。

じゃあ、10万円ならどうなのよ?とまた質問したところ「一括購入金額が10万円になった場合、先の100万円の場合と比較して、月に数万円の利確の実現性はかなり厳しくなります。」と回答がありました。そうだよねー。

なので、もし私に3000万円くらい貯金があったとしたら、NISA枠1800万円の内1700万円はS&P500に投資し複利効果を最大限に生かしつつ、残りの100万はFANG+インデックスに投資し含み益をちょこちょこ利確してお小遣いにする、ということは出来たと思います。

ですが、そうではないのでこの「月に数万円のお小遣いを投資信託で得る」というのは私には厳しそうです。

以上、 FANG+インデックスは月一万円の積立したほうがたぶん大きく増えるんだろうなぁ、というお話でした。