貯金がある程度貯まった時、少しでもいいからお金を増やしたいなぁと思った事はありませんか?
私はあります。だからこの本を読みました。
実はこの本を読む前に数冊だけ投資の本を読んだのですが、私には難しすぎて全然理解出来ず、こりゃダメだ~としばらく投資を諦めていたんです。
でも、この本を読んでみたら凄く分かりやすかったので投資してみようと思いました。ド素人でも大丈夫っていうんだから、まぁ私でも大丈夫だろう。そして筆者と同じようにSBI証券に口座を開いたのです。
私が読んだのは2015年に発売された本ですが、2017年に発売された最新版はAmazonの金融・銀行カテゴリの売れ筋ランキングで第1位(2019年11月初旬時点)です。2年も前の本なのにすごいな。
お金を安全に持つ方法が定期預金以外にもありました
この本は、お金に関しては素人の大橋弘祐さんがお金のプロ山崎元さんと対話をしながら話が進んでいきます。
大橋さんの叫びとお金のプロ山崎さんの会話がこちら。
大橋「あ、えーと……、将来が不安なので、貯金をなんとか運用して、老後に備えておきたいんですが。だって日本は少子高齢化で年金がもらえるかわからないじゃないですか。でも、銀行に預けてても、利息はほんの少ししかもらえないし、株とかやるのもリーマンショック的なことが起きて全財産を失ってしまいそうで怖いし……。つまり、何が言いたいかというと、このお金は13年間頑張って働いて稼いだお金なんです!だから絶対失いたくないんです!」
山崎「安全に持っておきたいってことだよね。そしたら日本国債だね。『個人向け国債』ってやつを買うといい」
わーかーるー。昔、株をやって10万は損をしている身としては、もうお金が減るのは嫌だ!!なんです。まぁ、その他にもFXでやらかした事があるのですが、それはまた別のときに書くかもしれないです……。
コツコツ貯めたお金、大切に持っておきたいし、出来れば何もしなくてもちょっと増えると嬉しい。その当時、私が絶対下ろさないぞ口座に貯めたお金は、ほぼ普通預金で保管していました。
そして出てきた国債の言葉。国債ってなによ?と私は思うのですが、国にお金を貸していること、との事。なるほどなるほど、国債は国の借金だけど国の財政が破綻する可能性は極めて低いから、とにかく安全なのね。そして銀行の定期預金の金利よりもお得なのか。よし、それを買おう。
それにしても本当に分かりやすいなぁこの本と思いながら読み進めます。私も一応、銀行が資産1000万までは保障してくれるというくらいは知っていたのですが、国債とか遠い世界の事だと思っていましたしね。なんか「債」という文字がすでにハードルを上げている気がする。
SBI証券の口座を開き、持っているお金で全部国債を購入!という訳ではなく、SBIネット銀行の定期預金と分散させています。ちょうどその時、円定期預金の特別金利キャンペーンをやっていて、それもいいかなと思ったので。
投資信託も買ってみました
投資信託なんか怖い。だって株でしょ?前に損しているし……。なんて思っていたら、著者の大橋さんは100万くらい損しているそうです。桁が違う。そりゃ「先生、株はいやです」って言うはずだわ。
ちなみに私は株式投資と投資信託の違いを分かっていませんでした。国債と同じく投資信託って字面でもうなんか怖い……って思ってしまうのです。
- 普通の株式投資……自分で株(会社)を決めて買う。
- 投資信託(株式)……証券会社や銀行にお金をわたして、自分の代わりに運用してもらう(実際に運用するのは投信運用会社)。
投資信託って怪しくないですか?と言う大橋さんにめちゃくちゃ共感します。だよね、怪しく感じるよね。私も私も!だって以前株で失敗したし(しつこいけど言わせてください)、怖いってイメージなかなか捨てられないです。
でも、山崎さんが投資信託のメリットを説明して大橋さんも納得した様子。
[まとめ]投資信託のメリット
- プロに運用してもらえる。
- 手軽に分散投資ができる。
- 海外にも手軽に投資できる。
- 投資した資金は信託銀行で管理されていて比較的安全である。
お金のプロが話すと説得力あるな。投資信託は怪しいものではないんですね。
さらに、インデックスファンドというのを購入すればいいいのね。と、この本でオススメされているのと同じ投資信託を買うことにします。NISA?何だそれ?ですが、とにかく申し込みをして、NISA枠で購入出来る所ギリギリまで購入してみました。
あとは放置です。だって、そんなにチェックしなくて良いって書いてあったもの。
たまーに覗いて下がっていると「あぁぁぁぁぁ!!!!」って言いたくなるし、実際心の中で言ったこともありますが、お金のプロが長期で運用していけば増えるだろうって言うんだからそうなんでしょと気長にじっくり待つようにしています。
その他にも下記について分かりやすく書かれています。
- 家を購入するかどうか
- 年金と確定拠出年金
- 医療保険や生命保険
投資を始めたいと思った方だけでなく、お金全般について知りたいと思った方にもおすすめの1冊です。
最後に、くれぐれも投資は余裕資金で行ってくださいね。生活防衛金を使ってはダメですよー。