投資初心者には「山崎先生、将来、お金に困らない方法を教えてください」もおすすめ

投資初心者におすすめのマンガ本 お金の本

以前に投資を始めるなら「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」がおすすめと紹介しましたが、同じ山崎元さん著書のこの本も、投資初心者の方におすすめの本です。

著者が同じ方なので内容がかぶることもありますが、マンガ版で図も豊富なので、こちらもとても分かりやすいです。

私は「山崎先生、将来、お金に困らない方法を教えてください!」と「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」を同時期に読んで投資を始めました。

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銀行と証券会社に相談に行っちゃダメ

主人公は新婚の栗田夫婦。二人が貯めたお金を運用しようという所からはじまります。まずは銀行と証券会社の窓口で相談して、どっちに預けるのがいいかなー?と迷っているとき、仕事の関係で山崎さんと会うので、運用について聞いてみよう、ということになりました。

栗田夫婦
「結局銀行がいいのか証券会社がいいのか分からなくなってきてしまって」
「両方に分けるのもアリかもね」
「どうですかね?山崎先生」

山崎さん
「どっちがいいかっていうより、どっちも根本的にダメ」
「全くもって論外だね」
「そもそも初心者向けの金融商品なんてないんだから」
「自分たちで初心者ですなんて言って銀行や証券会社に行くのは赤ずきんちゃんがオオカミに人生相談しに行くようなもんだよ」

ズバッとダメだしです。銀行と証券会社がダメとはどういうこと?ってなりますよね。

運用するとしたら、お金に詳しい人がいる銀行や証券会社に行きたくなるのも無理はない。というか、自分でいろいろ調べるの面倒だし、本を読んでも理解出来ないこともあるし、なんか窓口にいる人に相談したら良い儲け話を教えてくれそう!て思いますよね。私もそのタイプです。

ただ、私の場合は銀行や証券会社の窓口なんて敷居が高くて、とてもじゃないけど実際に行こうとは思えませんでした。
もし頑張って行ったとしても、運用に回せる金額が少ないため「お客様、運用される金額は100万円でございますか?(もっと貯めてから出直してこい)」とか思わそうだしやっぱり軽く扱われそう……。
100万円も立派な資産ですが、運用するとしたら物足りないのは事実だと思いますし。

だから、まずはマンガで投資について勉強してみようと思ったんですけどね。

さて、話は戻りまして銀行と証券会社ので相談してはいけない理由はコレです。
銀行や証券会社の窓口で相談すると手数料の高い商品を勧めてくるから。

手数料のことまで考えたことない……。窓口で勧められたら手数料とか気にせずにそれを買っちゃいそうです。知っておいてよかった。

では、結局誰に相談すればよいかというと商品販売に一切関係ない人に、だそうです。ファイナンシャルプランナーに相談するのなら、純粋に相談料だけを報酬とする方に相談すると良いです。

私の場合は独身ということもあって、ファイナンシャルプランナーに相談するまではいかなかったです。
ですが、家庭があって子供の学費も貯めたいし、保険も適正かどうか気になるし、家はどうすればいいの?とか、そもそも支出とか多いですか?家計に無駄はありますか?とかライフプランまるっと聞きたい!という方は相談するといいかと思います。商品を販売しないファイナンシャルプランナーさんを探してみてはどうでしょうか。

金融商品選びに迷ったらこれを買いましょう

競馬場に来た栗田夫婦。そこで偶然山崎さんと会います。私たちのお金、どう運用したらいいのですか?と話の続きを教えてもらうことになりました。

山崎さん
「まず最初に考えなくてはならないとは『リスクをどこまで取れるか』ということ」
「リスク承知で高い利回りが期待できる商品か、損はしないけど利回りそこそこの商品。どっちかだね!」

栗田夫婦(妻)
「私はそこそこでいいので絶対に損は嫌です!」

山崎さん
「それなら個人向け国債変動金利型10年満期がいいよ」

国債です!前に紹介した本でも同じ商品をおすすめしていました。それだけ安全ってことなんだと思います。会社によって募集期間が決まっていたりしますが、キャッシュバックのキャンペーンをやっていた所もあるので、タイミングが良いとちょっとお得に購入できるかもしれません。

ただし、利回りが銀行よりは高いとはいえ100万円預けても1年で数百円なのは寂しい。もうちょっと攻めていきたいという栗田夫婦(夫)に山崎さんはリスク承知の商品を話します。

まずは損をしてもいい額を決めて、投資してもいい金額を出します。栗田夫婦の場合、300万までは投資をしようと決めました。

栗田夫婦
「投資額の上限は決まったとして何で運用したらいいんですか?」
「証券会社でラップ口座を勧められたよね?」

山崎さん
「ダメダメ。ラップは最低です。手数料高いし証券会社に餌まくようなものだね。だからこそ推してくるんだけど」

栗田夫婦(夫)
「となると株式ですかね。いい投資先を見つける秘策とかあるんですか?」

山崎さん
「ないよ。そんなの。そういうのは大体詐欺がインチキね」
「お勧めできるのは株式型投資信託だね。中でもインデックス・ファンドがお勧め」

山崎さんは個人投資家にインデックス・ファンドへの投資を勧めています。理由は3つ。

  • 手数料が安い。長期の運用では大差がつく。
  • 管理がしやすい。
  • 過去のデータが豊富であり、参照しやすい点。

投資初心者はとにかく手数料が安い商品を買う!と覚えていたほうがいいんだなと思いました。

上記のような記事を参考にすれば商品も探しやすいです。私がインデックス・ファンドを購入した時よりも安い手数料のものとか出ていますね。

その他にも下記について分かりやすく書いてあります。

  • お金の置き場所(確定拠出年金・NISA)
  • 保険
  • 住宅選び
  • 教育費
  • 老後の備え

投資初心者の方だけでなく、家庭があって教育費とか住宅とか気になる!という方にもおすすめの1冊です。